【エンタプライズ向け】ソフトウェアエンジニアリング入門
近年、ビジネスにおけるソフトウェアの位置付け及び果たす役割の重要性は益々大きくなってきています。それに従い、ソフトウェア自体も大規模・複雑化してきており、これまでのソフトウェア開発のやり方を見直す動きが多くの企業で出てきています。
ソフトウェアエンジニアリングとは一言で言えば、これまでの「個人の能力/スキルに頼っていたアドホックなやり方」から、「体系的な知識を教育・訓練されたプロフェッショナルのソフトウェアエンジニアによるやり方」に切り替えることにより、品質・コスト・納期を向上していこうという取り組みです。国内でも、2004年にIPA((独)情報処理推進機構)内にソフトウェアエンジニアリングセンターが設立され、国としての取り組みも本格化してきています。
ソフトウェアエンジニアリングがベースとする知識体系としては、SWEBOK(ソフトウェアエンジニアリング知識体系)やCMM(能力成熟度モデル)が有名ですが、その内容は机上の理論ではなく、多くのプロジェクトでうまくいくことが実証された実践体系が中心になっています。
入門講座では、企画~保守までソフトウェア開発における基本的な概念、基本事項、並びに必要な活動の概要を、主にその目的/役割を中心に学び、エンジニアリングとしてのソフトウェア開発・保守全般に関するイメージを掴むことを目標にしています。
1日
10:00~17:00
52,500円
ソフトウェア開発の基本を学ぶ意味とは何でしょう。皆さんはソフトウェア開発において行っている作業や成果物についてその目的/役割を明確に意識していますか。例えば画面仕様書では通常画面に関わるソフトウェアの要件/仕様を記述しているのであり、ユーザの要求を記述しているのではありません。なぜなら、ユーザは例えば「在庫状況をリアルタイムに確認したい」と要求しているだけで、「在庫確認画面を作って、在庫DBのデータを表示して欲しい」と言っているわけではないからです。ソフトウェアエンジニアリングでは、前者を「(ユーザ)要求」、後者を「要件または仕様」として区別して扱い、その関係を管理する必要があると言っています。それにより、要求が変更されたときにどの画面に影響があるか把握できるとともに、保守や再構築の場合に、なぜその画面が必要だったかを知ることができます。
基本を理解すると、自分たちのこれまでの開発方法を整理でき、足りない活動や成果物を認識するとともに、各活動や成果物の目的に合致した応用が利くようになります。
形式:講義+確認問題
(注)目次は、テキストの改版等により多少変更されることがあります