MBSE実践演習講座

MBSE(Model Based Systems Engineering)をハンズオンにより実践的に習得します。

概要

本講座は、MBSE(Model Based Systems Engineering)をハンズオンにより実践的に習得することができる講座です。MBSEとは、ステークホルダのニーズから要求を獲得して、それをもとにアーキテクチャを設計し、ハードウェアとソフトウェアを適切に分割して、ハードウェアやソフトウェアにハンドオフするための工学的なアプローチです。MBSEは複雑なシステム、いわゆるSystem of Systemsの開発に適していて、上流の抽象度が高いシステムモデルの構造、振舞い、および制約をSysMLを使用して早い段階で相互に確かめることができ、トレーサビリティを保持することも容易になります。


本講座は以下の通り、大きく2つに分けることができます。2つを合わせてMBSE実践演習講座として実施することもできますが、それぞれを独立した講座として実施することもできます。


【システム要求定義実践演習】
ステークホルダのニーズから要求を獲得し、その要求を構造化して管理し、ユースケースを識別してシナリオを明確にして行きます。これらをハンズオンによるワークショップ形式で学びます。
 

【システムアーキテクチャ設計実践演習】
システムの要求から、構造や振舞い、さらに制約を明確にして、相互に確かめながら論理アーキテクチャを設計し、それをもとにトレードスタディを行って、ハードウェアとソフトウェアに分割します。これらをハンズオンによるワークショップ形式で学びます。


ワークショップは、受講者が学んだことを利用した題材で検討し、発表・討議を通してMBSEに関する理解度を深めることができます。 是非、MBSEを効果的に習得および導入するために本講座をご利用ください。

日数

【システム要求定義実践演習】 1日
【システムアーキテクチャ設計実践演習】 1日

時間

6時間 ( 10:00 ~ 17:00 )

教育受講料(税込)

オープンコース: 現在実施していません。
オンサイト:
【システム要求定義実践演習】 440,000円
【システムアーキテクチャ設計実践演習】 440,000円
※想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。

対象者
  • MBSEを学ぼうとしている方
  • SysMLの記述を理解している方
前提条件

SysMLの表記法(図の種類と意味および要素)を理解していること

到達目標
  • MBSEはどのように進めていけば良いか説明することができる
  • 各活動の目的/役割、必要性を説明することができる
  • 上記に関連して記述したSysMLモデルを説明することができる
内容

【システム要求定義実践演習】
形式:講義+演習(個人)
 

1. はじめに
 

2.システム開発の特徴
 

3.MBSEとは
1) システムズエンジニアリングとは
2) モデルベースの効用
3) MBSEの基本構成
4) MBSEのビュー
5) デュアルVeeとプロセス
 

4.システム要求分析
1) ニーズの分析
2) システム要求の獲得
3) システム要求の構造化
4) 演習・発表・討議
 

5. ユースケースモデリング
1) アクターの識別
2) ユースケースの定義
3) シナリオの記述
4) 演習・発表・討議
 

6.おわりに
 

 

【システムアーキテクチャ設計実践演習】
形式:講義+演習(個人)
 

1. はじめに
 

2. システムアーキテクチャとは
1) 構造
2) 振舞い
3) パラメトリック
4) プロセスとビュー
 

3. 論理アーキテクチャ設計
1) オントロジーモデル作成
2) シナリオの検証
3) 論理構造の詳細化
4) 論理的振舞いの検証
5) 演習・発表・討議
 

4. 物理アーキテクチャ設計
1) 要素の分割
2) トレードスタディ
3) 物理構造の検討
4) 物理的振舞いの検証
5) 演習・発表・討議
 

5. おわりに