ディペンダビリティと機能安全~ISO26262の基本思想と概要~

概要

本講座は、ソフトウェアエンジニアリングの観点から、機能安全ISO26262の概要、そして本質を理解してもらおうという講座です。ディペンダビリティ・エンジニアリングを取り上げているのは、そのためです。


ディペンダビリティ・エンジニアリングはある面(ie. 品質観点)、次世代のソフトウェア・エンジニアリングの姿を提起します。ISO26262もまさにそれに沿ったものになっています。そこを理解して対応するのとしないのとでは、結果は自ずと異なってきます。


加えて、講座では、ISO26262が推奨するソフトウェアの手法・技法も取り上げます。特に、フロー分析やセマンティクス分析(抽象解釈)といった静的解析技術は、まとまった情報はあまりありませんので、参考になるのではないかと思います。


尚、ISO26262は自動車分野に固有な内容ですが、本講座のその他の部分はそうではありません。組込み開発であれば他の分野の方々でも、”次”のエンジニアリングを目指す上では、知っておくべき内容かと思います。
本講座が皆様のエンジニアリング変革の契機として活用されることを期待しています。


【コース・バリエーション】
A: 全体を受講
B: ディペンダビリティ(第 I 部)だけを受講
C: ディペンダビリティ(第 I 部)と手法・技法(第 III 部)のみ受講

時間

A: 全体: 6時間
B: ディペンダビリティ(第 I 部)だけ: 2時間
C: ディペンダビリティ(第 I 部)と手法・技法(第 III 部)のみ受講: 4時間

教育受講料(税込)

オンサイト
A: 全体: 550,000円
B: ディペンダビリティ(第 I 部)だけ: 220,000円
C: ディペンダビリティ(第 I 部)と手法・技法(第 III 部)のみ受講: 396,000円
※いずれも、想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。

内容

【講座構成】
第 I 部 ディペンダビリティ・エンジニアリング
ディペンダビリティとは、ディペンダブルであるための要件、プロセスベースアプローチとゴールベースアプローチ、要求・要件・仕様、ディペンダビリティケース、ディペンダビリティ・エンジニアリングを支えるエンジニアリング要素…


第 II 部 ISO26262
機能安全とは、安全ライフサイクルの概要(※)、安全ライフサイクルとエンジニアリングプロセスの対応関係、ISO26262の要求の階層、セーフティケース、典型的な強化ポイント(カーメーカー様、サプライヤ様) …
※DISを基にまとめた『ISO26262便覧』を使います
第 III 部 手法・技法
形式手法の概要・考え方、準形式手法とは、MBD適用のポイント、静的解析の種類、コントロール・フロー分析・データフロー分析・情報フロー分析の概要、セマンティクス分析(抽象解釈)の概要 …


【講師】
(株)濱野コンサルティング(弊社パートナー)
※1 本講座は(株)濱野コンサルティングの著作物です。
※2 (株)豆蔵は本講座の再販先(非独占的)となっています。