ISO26262講座: V字基礎

概要

本講座は、ISO26262のパート4・6のV字の各ステップの概要を、モデル(UML)をベースとした開発を対象に、理解する講座です。


ISO26262の安全ライフサイクルは、必ずしもWaterFall型のフェージングを強制するものではありませんが、V字に沿って作業成果物の品質・信頼性を積み上げ、システムの安全性を保証するようになっています。
従って、ISO26262に適切に対応するには、安全や作り方に関する個々の要件に対応する前提として、V字の各ステップにつき、適切なモデリング&適切なエンジニアリングができるようになっている必要があります。しかしながら、多くの現場で、そうはなっていないというのが現状ではないでしょうか?


本講座では、パート4・6に該当するV字のステップごとに、何を行い、どういったレベル感の作業成果物(モデル)を作るべきなのか、つまりエンジニアリングの基本を、サンプル中心で解説していきます。合わせて、以下も重要な学習項目となります。

・準形式記述の仕様とはどのようなものか?どう書くのか?
・設計(のモデル)と仕様(のモデル)はどう違うのか?
・割当て表とトレーサビリティ・マトリックスはどう違うのか?どう関係するのか?


本講座の対象領域は、主として部品メーカー様の領域になります。部品メーカー様には、自社のエンジニアリング・プロセスの整備・再構築の一助としてご利用いただければと思います。


また、OEM/自動車メーカー様には、部品メーカー様側のあるべきプロセス・エンジニアリングを理解し、部品メーカー様の作業や作業成果物を的確に判断する能力を向上させたり、部品メーカー様とのI/Fの改善にお役立ていただけるものと思います。


尚、本講座では、先ずはエンジニアリングの基本を、ということで、検証や安全関連の実施事項(ex.安全ケースや安全解析)は取り上げていません。それらについては、追っての講座をご期待ください。


【取り上げるV字ステップ】
システム要件
システム設計
S/W仕様
S/Wアーキテクチャ設計
S/Wコンポーネント仕様
S/Wコンポーネント設計
S/Wモジュール仕様
S/Wモジュール詳細設計

時間

4時間

教育受講料(税込)

オンサイト : 440,000円
※想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。

内容

【講師】
(株)濱野コンサルティング(弊社パートナー)
※1 本講座は(株)濱野コンサルティングの著作物です。
※2 (株)豆蔵は本講座の再販先(非独占的)となっています。