状態遷移設計基礎講座

概要

さまざまな設計技法がある中、この講座では状態遷移図(ステートマシン図)を活用する振る舞いの分析・設計にフォーカスし、多くの演習題材を交えながらソフトウェア・システムの動的側面のモデル化や網羅的なテスト設計などに関する実践的な知見を得ていきます。直接目で見ることができないソフトウエアの振る舞いを状態と遷移という観点で捉えてモデル化(見える化)することで、より理解しやすく拡張・変更もしやすいスジの良い構造を検討できるようになる事を狙います。

 

この講座では、状態遷移設計に関してさまざまなトピック(状態遷移の捉え方、モデルとしての表現方法、実装とのマッピングやリバース・エンジニアリング、複数のステートマシンの連携、派生開発時の留意点、網羅的なテストケースの作成など)に触れ、小さな演習を交えながら手を動かすことで理解を深めていきます。状態遷移設計に関してここまで体系的/多角的にまとめられている資料や書籍はほとんど見当たらないので、非常に貴重・稀有な講座になっていると言えます。特に組込みソフトウェア・システム開発において状態遷移設計は非常に重要かつ有効な設計手法なので、状態遷移設計に関して2日間で体系的/実践的に学べる本講座は、より良い振る舞い設計を目指したいソフトウェア設計者に強くお勧めできるものになっています。

日数
2日
時間
7時間/日(9:00~17:00)
教育受講料(税込)
1,100,000円
※想定受講者数は20名です。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。
※オンサイト・オンライン(Zoom等のオンライン会議システムを利用して実施可能)ともに同料金です。
※受講料は予告なく変更・改定する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
 
対象者
ソフトウエア設計者
前提条件
  • ソフトウエア開発の経験があること
  • C言語を使ったプログラミングに関する経験、若しくは、C言語に関する基本的な知識があること
  • UML/SysMLのステートマシン図の表記法に関する知識
    ※ 正確なものを書けなくても良い
  • 状態遷移表に関する知識
    ※ 正確なものを書けなくても良い
到達目標
  • 状態遷移設計の必要性を説明できる
  • 自然言語で記述された仕様書から状態を読み取り、正しく状態遷移図(ステートマシン図)を作成できる
  • 「正しい」とは、表記として正しく、状態遷移図を作る上での検討に漏れがないこと
  • その上で、「良い」状態遷移図を作成できるようになるのが望ましい
  • 状態遷移図とプログラムの対応関係を説明できる
  • ステートマシンが複数存在するときにその整合性や連携を意識した設計ができる
  • 状態遷移図を入力として、状態遷移を網羅するテストケースを作成できる
内容

形式:講義+演習
【第1日目】

1. はじめに


2. 状態遷移設計の必要性


3. 状態遷移図を構成する要素


4. 状態遷移設計をプログラムから理解する


5. 状態遷移設計の進め方

 

【第2日目】
5. 状態遷移設計の進め方(続き)


6. 状態遷移図の妥当性確認


7. ステートマシンの連携


8. 派生開発時の検討方法


9. ステートマシンを使ったテストケース設計