このホワイトペーパーでは、業務適合性・保守性の高い業務システムを妥当なコストで開発するためのプラクティスを提案します。基本コンセプトは次の3つです。
発注者と開発者の役割・責任範囲を明確化する
アプリケーションライフサイクル管理の観点を導入し、要件と設計・実装のトレーサビリティーを確保する
開発ツールを積極的に利活用し、開発生産性を向上させる
開発ツールに関しては、MicrosoftのVisual Studio 2010および、Team Foundation Server 2010を中心に取り上げ、これらのツールが開発をどのようにカバーしており、どのように効率化されるのかを述べます 。
なお、業務システムのモデリングやアーキテクチャー設計については、本ホワイトペーパーの対象外とし、管理面とツール適用にフォーカスします。