一橋大学神岡太郎教授 DX人材で作る組織のこれからを語る
全2回の連載。 企業におけるDXは、テクノロジーがドライバーになっていますが、テクノロジーをトランスフォームすることが目的ではありません。テクノロジーを用いて組織のゴールを達成することです。ビジネスをどう効果的に変えるか、そのためには組織、人も変えないといけません。企業が、戦略的ゴールとしてどこに焦点を当てるかで、DXの意味合いは当然変わってきています。もちろんテクノロジーよりにゴールを設定することも可能です。テクノロジーそのものではなくても、今までと違うようなテクノロジーの「使い方」に焦点を当てることもあります。ただしテクノロジー企業はテクノロジーそのものの差別化を避けて通れません。