発注者向け 受入れテスト講座
システム開発を外部に委託している企業は数多くありますが、システム納品時の確認は十分にできているでしょうか?契約通りの納品物が揃っているかの確認だけで内容の確認がおざなりになってしまっていたりしないでしょうか。実際の業務で問題なく利用できるか、非機能要件も含めて期待通りに動作するかを確かめる「受入テスト」が不十分であることが原因で、運用開始後に深刻なトラブルの発生や、改修のための追加コストの発生に頭を悩ませている企業は後を絶ちません。
その一方で、発注者側の担当者は必ずしもテストの専門知識を持っているわけではありません。そのため、受入テストの計画や進め方を十分に理解しないまま検収作業に追われ、契約期間が過ぎてから不具合に気づき、改修に多大な費用がかかるといった事態に直面することも少なくありません。こうした状況を防ぐためには、発注者自身が受入テストの基本を理解し、計画立案から実施、課題への対処に至るまでの一連のプロセスを主体的に管理できる力を身につけることが重要です。
本研修では、受入テストに関する基本的な考え方や用語を学び、良いテストを実現するために必要なプロセスを体系的に理解します。システムテストと受入テストの違いを踏まえ、計画書や仕様書の作成方法を実践的に学びます。さらに、テストの実施や課題への対処、終了判定の考え方についても習得します。講義に加えて演習を行い、業務シナリオを基にしたテストケースの準備作業を体験することで、知識を実務に直結するスキルへと高めることができます。
研修を通じて、自組織の受入テストにおける弱点を発見し、改善の手がかりを得ることができるようになります。外部委託が一般化する現代において、発注者が主体的に品質確認に関与することは不可欠です。本研修は、システムを円滑に業務へ適用し、安心して活用するために必要な知識と実践力を養う場となります。
※想定受講者数は20名です。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。
※オンサイト・オンライン(Zoom等のオンライン会議システムを利用して実施可能)ともに同料金です。
※受講料は予告なく変更・改定する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
- 受講のための前提条件は特にありません
- 調達、及び、受入テストの経験がある方は自信の経験と照らし合わせる形で聞いて頂くとより理解しやすくなります
- 受入れテストに関連する基本的な考え方、用語を理解する
- 良いテストを実現するためのテストプロセスの必要性と内容を理解する
- 発注側で実施する開発管理について必要性と内容を理解する
- 受入れテストについての理解を深め、自組織で行っている活動の弱いところを発見し、改善の糸口をつかむ
1. はじめに
2. テスト業務の全体像
1) 受入テスト未実施、不完全だった場合に想定される影響
2) 受入れテストの目的
3) システムライフサイクルにおけるテスト業務の全体像
4) V字モデルにおける受入テストの位置づけ
5) テストに関する用語
6) テストプロセス
【参考】テストケースにたどり着くまでのステップ
3. システムテストと受入テストの違い
1) テストレベル
2) システムテストと受入テストの具体的な違い
3) システムテストの不備、受入テストの不備による影響
4. 受入テスト計画書の作成
1) テスト計画とは
1) テスト計画で検討すべき項目
1) 受入テスト計画書の作成
5. 受入テスト仕様書の作成
1) テストケースの作成
2) 要件項目とテストケースの関係
3) テストケース作成時の留意事項
【参考】組合せ数による故障検出率
4) 受入テスト仕様書の主要な記載項目と記載内容
演習1 テストケースの作成
6. 受入テストの実施、課題検出時の対処
1) 受入テストの実施と報告
2) 検出された課題の管理と対処
3) 受入テストの終了判定
7. 受入テスト実施における留意点
1) 受入テスト環境における留意事項
2) テストケースの管理における留意事項
3) 受入テストデータにおける留意事項
4) 開発中、及び、受入テスト前の委託先の品質活動の確認
さいごに