DeNAと豆蔵、次世代タクシー配車アプリ「MOV」の第3弾車載IoTデバイスを共同開発

※本件は2020年1月22日(水)に報道関係者に向けて発表した内容と同様のものです。

 

株式会社豆蔵(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中原 徹也、以下 豆蔵)は、株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:守安 功、以下 DeNA)が提供している次世代タクシー配車アプリ「MOV」の第3弾となる車載IoTデバイス(以下、本デバイス)をDeNAと共同開発し、製造を受託しました。
この第3弾車載IoTデバイスは、DeNAが2019年12月に市場に投入しています。

 

MOVロゴ

 

概要

これまで豆蔵はDeNAと共同で、日本国内の主要なタクシーメーターと連動してタクシーの状態や運賃・料金等を取得する車載IoTデバイスや車載USB電源ユニットを開発してきました。今般、共同開発した第3弾となる本デバイスは、タクシーに設置することで、車速やリバース、ブレーキなど様々な車両信号と車載機器を連動させることが可能になりました。本デバイスはDeNAが考案し、豆蔵は車載の知見やコンサルティングスキルを活かして、システム構想から設計・開発・量産製造までを短期間で開発しました。
今後も豆蔵は、次世代タクシー配車アプリの更なる品質向上を目指して、デバイスを製造・開発する予定です。

 

MOVとは

次世代タクシー配車アプリ「MOV」は、対応する乗務員専用端末とセットで、タクシーの配車をスムーズに行えるサービスです。乗客は、アプリで予想到着時間を事前に確認した上で指定の場所へタクシーの配車依頼を行うことが可能です。周辺を走行中のタクシーがリアルタイムに可視化されて表示されるため、空車走行中のタクシーを簡単に確認することもできます。その上、迎車地点で乗客と乗務員が効率よく出会えるよう、お互いの現在地を確認できる機能や定型メッセージを送り合える機能を実装しています。

また、車内決済のほか、全車両でネット決済に対応し、事前のクレジットカード登録で降車時の煩わしい支払い・領収書受け取りなどの手続きが不要で、目的地に到着と同時にスムーズな降車が可能です。
 (MOV公式サイト:https://m-o-v.jp

 

本デバイスの特長

本デバイスは、タクシー車両に設置することで、車載機器を様々な車両信号(車速、リバース、ブレーキ等)と連動させることが可能となります。スーパーサイン(空車表示器)、ドライブレコーダー等のアクセサリーとも接続可能であり、これらの情報を活用することで、快適な配車サービスの提供や安全運転支援を実現します。またOTA(Over the air)アップデートにも対応しており、出荷後のソフトウェア更新にも対応しています。

 

豆蔵が開発パートナーとして選ばれた理由

豆蔵が開発パートナーとして選ばれた理由は、車載システムに関する知見や実績が豊富であり、当社が提案した「短期間で開発・製造を進める手段」の実現可能性がDeNAに認められたためです。車載アクセサリー端末に必要な品質も確保しながら、スケジュールを遵守し、必要数量を製造・納品することができました。これらの開発力・製造力が高く評価され、開発パートナーとして継続的に支援しています。

 

豆蔵のIoTデバイス開発・製造サービスの特長

豆蔵ではクライアントから提示された要望や仕様に基づいて、そのまま設計・製造をするのではなく、クライアントのビジネス要求を理解し、目的にあったIoTデバイスの提案および開発・製造を行っています。それによってビジネスに貢献できるものづくりを行っています。
また、メカ・エレキ・ソフトといった個別の開発領域に入る前に、システムズエンジニアリングの工程を設け、各担当者が理解できる共通のモデリング言語を使用し、システム要求・システム設計の早期問題解決を図っています。これにより早い段階でハード(メカ・エレキ)とソフトの責務分担を行い、並行で開発することできるため、その後の生産性が向上します。また手戻りの削減にも寄与します。

(本サービス:IoTデバイス開発・製造サービス

 

特長① クライアントのビジネス要求を満たす製品開発の提案が可能

豆蔵がこれまでに培ってきたコンサルティングノウハウにより、クライアントのビジネス背景や技術課題を理解し、最適なQCDバランスで製品開発の提案をいたします。

 

特長② 様々なモデリング手法を用いた開発により、ハイスピードで高品質な設計をします

ビジネス分析からシステム設計、ハードウェア設計、ソフトウェア設計など、各開発ライフサイクルにおいて、様々なモデリング手法を適応し、分析・検証をすることで早く、高品質なものづくりを実現します。

 

特長③ 当社IoTデバイスパッケージの活用により開発期間を大幅に短縮します

豆蔵ではIoTデバイスの開発でよく用いられるNordic Semiconductor社のSoCを使用したIoTデバイスパッケージを持っています。このパッケージをクライアントの仕様に合わせてカスタマイズし提供することにより、開発期間を大幅に短縮するラピッド開発を実現します。

 

 

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プレスリリース(PDF)

 

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