社長メッセージ

IT部門の変革の必要性が叫ばれてから久しいのですが、既存システム保守等の目の前の業務に忙殺され、改革が進み難い状況は大きくは変わっていないように見えます。しかしながらこの状況において、ユーザー企業での内製化の推進やIT部門側でR&D部門が新規設置される若しくは事業部門側で新しいIT組織が設置されるなどの新しい動きが出て来ております。

背景には、下記の2つの大きな動きがあります。
①デジタルマーケティングをはじめ、金融におけるFinTech(金融×IT)や、製造業で取り組みが活発化するIoT(モノのインターネット)など、グローバル規模で急速に勃興しつつあるデジタルビジネス化の動きがあります。日本企業にとっても、自社のビジネスのデジタル化は大きな経営課題です。
②今後、AI技術をはじめデータ解析システム等はより企業ノウハウに直結するわけであり、今までのように外部委託することは出来なくなります。結果、内製化体制の構築が求められています。

企業はその中軸的役割を期待されるIT部門の変革なくしては、デジタルビジネスの波に乗ることはできません。
我々の強みはソフトウェアエンジニアリング力を駆使して、お客様の企業力(開発組織力・技術力の向上)に寄与することです。この実績・ノウハウに加えて、産学連携により獲得できつつありますビッグデータ、人工知能(AI)、ロボット、ウェアラブル、モバイル等の先進的技術を活用することで、IT部門の変革若しくは上記の新しいIT組織及びR&D部門の立ち上げ支援を行うことを始めております。

ハードウェアで成功した世界的な自動車メーカーがソフトウェア技術と融合した新たな企業に生まれ変わろうとしているこの時代、ソフトウェアへの期待が高まっています。一方でソフトウェアも単体では限界があって、制御やエンジニアリングと一体的に展開していく必要性を感じています。

豆蔵は、エンタープライズ組込み系・IoT、さらには教育・人材育成と3つの軸でITソリューションを提供できる稀有な存在だと自己認識しております。今後、豆蔵は、金融業界、自動車業界、産業ロボット業界、先進技術分野を始めとして様々なユーザー企業、製造メーカー、先進ベンチャー等の価値を結び付けさらに高めるためのハブとなって異業種をまとめるポジションという位置付けで、事業推進を心掛けていきます。

 

株式会社豆蔵
代表取締役社長 中原 徹也