豆蔵、DX人材育成プログラムの提供を拡大し、データ活用人材の不足解消に取り組む アカリク社開催の大学院生向けDX人材ブートキャンプを支援

株式会社豆蔵デジタルホールディングスの事業会社である、株式会社豆蔵(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中原 徹也、以下 「豆蔵」)は、データ活用によるビジネス価値創出の可能性を拡大するために、ビジネスシーンにおけるデータ活用を目的としたDX人材育成プログラムの提供を拡大いたします。豆蔵は株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 「アカリク」)が提供する「DX人材ブートキャンプ」を支援することで、企業のデータ活用人材の不足に対して、科学的アプローチによる社会全体の高度情報化と、顧客の未来の価値を築くことを実現します。
 

データ活用による価値創出を到達目標とする理由

本プログラムは、デジタル技術やデータを活用してビジネス価値を創出することを中心に設計されています。企業がDXに取り組む際には、統計やAI(機械学習)の導入、Pythonを始めとするプログラミング言語の利用や分析モデルの実装といった数理知識やテクノロジが不可欠です。加えて我々は、DXプロジェクトの最終的な成果として、ビジネス価値の向上が最優先と位置付けています。

図1 豆蔵DX人材育成のコアスキルモデルの考え方
 

企業のDX推進において、データ活用の取り組みは増加しています。しかし、データを理解し、活用することができる人材の不足が課題となっています。教育機関のカリキュラムや多くの研修では、数理知識やテクノロジの理解が中心ですが、真のDX推進は個人単位ではなく、プロジェクト単位での成果が必要です。
豆蔵は、常にビジネス価値の創出を重視した様々な研修メニューを提供してきました。今回支援を開始するアカリク「DX人材ブートキャンプ」のプログラムは、大学院生を対象としています。このプログラムを通じて、参加学生の皆様が社会に貢献し、活躍の場を更に広げることを期待しています。
 

アカリク「DX人材ブートキャンプ」概要

アカリク「DX人材ブートキャンプ」は、教育と就職支援を結びつけ、参加学生に支援企業との面談の機会を提供するものです。大学院生、特に博士課程学生の持つトランスファラブルスキル(様々な役割や職業で使用できる能力や専門知識)を活かした人材育成プログラムを提供することにより、デジタル化による事業の成長を目指す企業の人材採用、教育の課題を解決に導きます。
参加学生は、ビジネスの現場で期待に応えるデータサイエンスに関する実践的プログラムを無料で受講し、独自のスキル可視化シートで強み・弱みを把握でき、DX人材採用を希望する企業との面談する機会を得ることができます。一方、支援企業は、高い汎用能力と学習意欲を持つ人材との面談ができ、実務のDX推進イメージを持つ候補者を選び、実践的トレーニングを経た人材を採用することで研修時間を短縮できます。

第1期実施概要
期間:2023年8月18日(金)~9月29日(金)

プログラムの第1回は、8月18日(金)17:00に渋谷のアカリク本社で開催されました。この日は、豆蔵講師陣が参加学生12名を対象に、プログラムの全体概要、テーマとして取り上げる製造業のDX、そしてプログラミング課題での生成AIの活用方法や注意点について説明しました。

最終日は参加学生がプロジェクト成果を発表するイベントを開催します。このイベントには支援企業にもご参加いただき、参加学生との直接的なミートアップの機会を設けます。
 

豆蔵DX:データ活用人材育成プログラムの概要

企業でのDX人材活躍を目指す当プログラムは、二つのパートで構成されます。
一つ目は、E-learning、クラウド上の分析環境を用いたハンズオン演習、そしてプロジェクト型演習(PBL:Project Based Learning)を取り入れた研修プログラムです。
二つ目は、企業のデータサイエンスプロジェクトの役割やスキルを、情報処理推進機構(IPA)の「データサイエンス領域」ITスキル標準を基にして可視化を行うスキル診断プログラムです。

図2 豆蔵DX人材育成プログラムの構成
 

◇研修プログラム

特徴: 忙しい社会人や大学院生向けに、コース終了後の具体的なスキル習得目標とその重要性をゴールとして明示。その上で、必要なコアスキルを効率的に学べるよう設計(ゴール逆算型)されています。

  • プロジェクト型演習
    実際のデータを用いて、企業のデータサイエンスプロジェクトを模擬体験します。このプロジェクト演習では、ビジネス課題に対するデータ分析の目的や目標の設定、分析計画の策定、仮説の形成・検証、そして解決策の提出までを網羅的に経験します。
  • 知識習得
    データサイエンスプロジェクトの基礎知識(データ活用技術、数学的論理思考、DXプロジェクト)を学習します。
  • ハンズオン(クラウド上のデータ分析環境を利用)
    Python を用いてデータ分析技法の理解とデータ分析結果を提案するプロセスを体験します。

◇スキル診断

特徴:データサイエンスの幅広い知識領域と企業での具体的な役割を考慮し、各個人のスキルや達成した成果を明確に可視化します。プロジェクトの全過程をカバーし、習得の進捗を継続的に評価できる指標を設けています。

  • スキルカテゴリ単位の可視化
    ITSS+で整理・分類されたスキルカテゴリに沿った達成指標をもとに、スキルレベルを評価します。これにより、個人が強化したいスキルを明確に識別することができます。
  • 分析プロジェクトのタスク単位の可視化
    分析プロジェクトの各プロセスで必要なスキルを明確に示します。これを参照することで、具体的なプロジェクトへの人材アサインを適切に行う参考情報として利用できます。
     

プレスリリース(PDF)

 

サービスに関するお問い合わせ

株式会社豆蔵 営業本部 第四営業部
TEL:03-5339-2114
ウェブよりお問い合わせ