実践で学ぶテスト駆動開発
実装演習を通じてテスト駆動開発(Test Driven Development:TDD)を理解し、Javaの設計・実装において実開発でテスト駆動開発が使えるようになることを目的としています。開発者個人の設計・実装・テストのスキルとしてテスト駆動開発を学びます。
2日
10:00 ~ 17:00
オープンコース:現在実施していません。
オンサイト:お見積りいたします。お気軽にお問合せください。
※受講料は予告なく変更・改定になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
Javaにおけるテスト駆動開発の技術を身につけたい方
オブジェクト指向プログラミングを含むJavaの基本文法
継承・インタフェースを用いたプログラミングの利点の理解
Eclipseの基本的な操作
- テスト駆動開発の意義・進め方を理解できる。
- JUnit(テストで使用するツール)の基本的な使い方を理解できる。
- テスト駆動開発のサイクルを身につけ、実開発での使用を始めることができる。
- テストとテストダブルによる複数のコンポーネント間の協調開発の進め方を理解できる。
【第1日目】
形式:講義+演習(個人)
1.テスト駆動開発概要
テスト駆動開発の概要とその意義について学びます。
1)テスト駆動開発(TDD)とは
2)TDDの基本的なサイクル
3)JUnit概要
4)TDDの意義
2.TDD基本演習
実装演習を通して、TDDの基本的な進め方を身につけます。
1)EclipseでのJUnitの使用
2)ToDoリストの作成
3)TDD基本サイクルの実践
・まずRedにすることの意味
・Greenにする3つの戦略(仮実装、明白な実装、三角測量)
・リファクタリング基礎
・小さいステップで進めることの意味
・実装演習
3.TDD実践演習1
課題に基づいて一からTDDで実装することで、TDDの進め方を再確認することができます。
【第2日目】
形式:講義+演習(個人)
4.TDD応用演習
テストとスタブを使った複数コンポーネント間の協調開発の進め方を学びます。
1)インタフェースの意味
2)スタブの使い方
3)インタフェース変更時の進め方
5.TDDとオブジェクト指向の関わり
TDDによってどのようにコンポーネント化が促進されるかを理解します。
1)提供/要求インタフェースの重要性
2)TDDによるコンポーネント化の促進
6.TDDの実開発での適用
TDDを実開発で使用する際の準備や課題について学びます。
1)実開発でのTDDの準備
2)TDDのデメリット
7.TDD実践演習2
複数コンポーネント間の協調開発を再確認することができます。
※ 使用マシン環境:Windows、Eclipse、JUnit4