オブジェクト指向を現場で活かす設計原則入門(C#版)

概要

オブジェクト指向設計のメリットである「拡張性」や「再利用性」を享受するために考えるべき、11の設計原則を学びます。個別の設計原則を学んだ後、設計原則を複数適用して設計をする総合演習を実施します。このことにより、実践で活かすことのできるスキルを身に付けることができます。

日数

2日

時間

10:00 ~ 17:00

教育受講料(税込)

オープンコース:お取扱いしておりません
オンサイト:お見積りいたします。お気軽にお問合せください。
※受講料は予告なく変更・改定になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

対象者
  • システム開発経験2~3年目で、設計者にステップアップしたいプログラマー
  • オブジェクト指向設計を学習したい設計者
  • オブジェクト指向を使っているにも関わらず、特性を活かしきれていない設計者
前提条件
  • クラス、継承、インターフェイス、ポリモーフィズムなどオブジェクト指向の概念・用語を理解していること
  • UML(特にクラス図)を使ったコミュニケーションが取れること
  • オブジェクト指向開発の流れを理解していること
  • ※ 弊社トレーニング「オブジェクト指向分析・設計演習」修了程度の知識
到達目標
  • 再利用性や変更容易性を確保した設計ができる。
  • 各原則の特徴とメリットを説明できる。
  • 再利用性や変更容易性を低下させる設計を見分けられる。
  • 設計原則を適用すべきかどうかを判断できる。
  • 設計結果の根拠が説明できる。
内容

【第1日目】
形式:講義+演習(個人)


1. ソフトウェア設計における問題
悪い設計とその設計によってどのような影響がでるのかを知り、なぜそのような設計になってしまったのかを学びます。
1) 設計を改善するためのオブジェクト指向
2) オブジェクト指向設計が生み出す新たな問題


2. 変更に強いクラス構造を設計する
クラス、インターフェイスの凝集度を高め、結合度を下げるための原則を学びます。
1) 変更に強いクラス構造を設計するには
2) 単一責任の原則
3) 開放/閉鎖の原則
4) リスコフの置換原則
5) 依存関係逆転の原則
6) インターフェイス分離の原則
7) クラス構造の設計原則間の関係性
 

 

【第2日目】
3. 再利用性に強いパッケージ構造を設計する
パッケージの作成、相互作用、利用方法に関する原則を学びます。
1) 再利用しやすいパッケージ構造を設計するには
2) 再利用・リリース等価の原則
3) 全再利用の原則
4) 閉鎖性共通の原則
5) 非循環依存関係の原則
6) 安定依存の原則
7) パッケージ構造の活用ポイント


4. 総合演習:クラス構造、パッケージ構造を適用する演習
クラス構造、パッケージ構造を適用する演習を通して講座内容を確認することができます