JavaとUMLによる実践プログラミング基礎1

概要

オブジェクト指向プログラミングの基礎(インスタンスの生成と利用、パッケージとアクセス制御、継承、例外処理など)をJavaで実現する方法を学び、そのメリットを理解します。

さらに実践で活かすスキルを身につけるために、UMLで設計されたモデルからJavaプログラムを実装する演習を行います。

日数

2日

時間

10:00 ~ 17:00

教育受講料(税込)

オープンコース:現在実施していません。
オンサイト:お見積りいたします。お気軽にお問合せください。
※受講料は予告なく変更・改定になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

対象者
  • Javaを使ってオブジェクト指向のメリットを理解したい方
  • UMLで設計されたモデルからJavaでオブジェクト指向プログラミングを行う方法を習得したい方
前提条件
  • Javaの基本的な文法(変数、繰り返し、分岐判断など)を理解し、簡単なプログラムの作成ができる。

※ 弊社トレーニング「基礎から学ぶUMLとJavaプログラミング」修了程度の知識

  • クラス図、シーケンス図の表記を理解できれば、講義内容がスムーズに理解できます。
到達目標
  • クラスとインスタンスの関係が理解できる。
  • Javaを使ってオブジェクト指向の特徴やメリットを実現できる。
  • UMLで設計されたモデルを理解し、Javaプログラムを実装するができる。
講師より

インスタンスのイメージを明確にしその利用方法を学習することにより、Java言語を通してオブジェクト指向のメリットを理解できるようになります。

また、JavaとUMLのマッピングを意識した演習を数多く行うことで、UML表記法とJava言語を結び付けるスキルが身につきます。このスキルは、オブジェクト指向を使った実際の開発で非常に役立ちます。

内容

【第1日目】
形式:講義+演習(個人)


1.クラスとインスタンス(1)
オブジェクト指向の重要なと概念クラスについてその必要性を理解します。
1) 属性定義のみのクラス
2) メソッド定義を含むクラス


2.クラスとインスタンス(2)
クラス定義を更に掘り下げ理解を深めます。
1) インスタンスの初期化
2) オーバーロード
3) コンストラクタ
4) クラス変数・クラスメソッドと定数


3.オブジェクト型
オブジェクト型のイメージを学習します。
1) メソッドの引数(オブジェクト型)
2) 配列(オブジェクト型)
3) 複数のインスタンスの管理


4.確認演習
1日目で学習した内容を踏まえて、UMLで設計されたモデル(特にクラス図・シーケンス図)からJavaプログラムを実装します。


5.(オプション)演習問題:社員管理1(演習1)
1日目で学習した内容を踏まえて、UMLで設計されたモデルからJavaプログラムを実装します。特にパラメータ付きコンストラクタや配列を、実際のプログラムでどのように使うのかを確認します。

 


【第2日目】
形式:講義+演習(個人)


6.アクセス制御とパッケージ
オブジェクト指向の重要な考え方であるカプセル化をJavaで実現する方法を学習します。
1) パッケージ
2) アクセス制御
3) パッケージの作成と利用


7.継承
オブジェクト指向の重要な考え方である継承の概念をJavaで実現する方法を学習します。
1) 汎化・特化関係、継承とは
2) Javaにおける継承
3) オーバーライド
4) 継承時のコンストラクタ


8.例外処理
Javaでのエラー処理機構である例外処理を学習します。
1) 例外と例外処理とは
2) 例外処理の方法
3) 例外の種類
4) 例外を発生させる
5) 例外の伝搬


9.確認演習
2日目で学習した内容を踏まえて、UMLで設計されたモデル(特にクラス図・シーケンス図)からJavaプログラムを実装します。


10.(オプション)演習問題1:社員管理(演習2)
本コースで学習した内容を踏まえて、UMLで設計されたモデルからJavaプログラムを実装します。特にパッケージ化や例外処理を、実際のプログラムでどのように使うのかを確認します。