JSPサーブレットプログラミング入門(2日版)

概要

JavaのアプリケーションとしてWebアプリケーションが大きく発展し、Struts,JSFなど開発用フレームワークも充実してきました。しかし、高品質なWebアプリケーションを開発するのはなかなか難しいものです。その要因の一つとして、「基礎技術を理解しないまま、フレームワークを何となく利用している」ことがあるのではないでしょうか。


そこで本コースでは、Webアプリケーションを開発する際には絶対に押さえておかねばならない、JSP、サーブレット、セッション管理などの、Webアプリケーションの基礎となる技術要素を解説します。各日の終わりにはその日の内容を総括する演習を行い、最終的に1つのWebアプリケーションを構築します。

日数

2日

時間

10:00 ~ 17:00

教育受講料(税込)

オープンコース:現在実施していません。
オンサイト:お見積りいたします。お気軽にお問合せください。
※受講料は予告なく変更・改定になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

対象者

初めてWeb関連の技術を学ぶ方

  • 新入社員の方
  • Servlet/JSPによる開発にこれから携わる方
前提条件
  • Java言語を使ってコンソールアプリケーションが作成できる。
  • オブジェクト指向の基本的な概念(クラス、インスタンス、メッセージ、カプセル化など)と抽象化プログラミングを理解している。

※弊社トレーニング「JavaとUMLによる実践プログラミング基礎2」修了程度の知識
シンプルなUMLのクラス図およびシーケンス図が理解できる。
※弊社トレーニング「UMLによるモデリング入門」修了程度の知識
基礎的なJDBCプログラムの知識(弊社トレーニング「JDBCプログラミング入門」修了程度)があれば、理解は容易になります。(必須ではありません)

到達目標
  • JSPとサーブレットを使ったWebアプリケーションを作ることができる。
  • JSPとサーブレットの基礎技術を使ったWebアプリケーションを作れるようになる。
  • WebブラウザとWebアプリケーションの通信の仕組みを理解できる。
  • Servletの基礎を理解し、プログラミングできる。
  • JSPの基礎を理解し、プログラミングできる。
  • セッション管理の仕組みを理解し、プログラミングできる。
講師より

「Webアプリケーション開発経験がなく、かつJava言語を学んでから日が浅い方にも理解できること」をコンセプトとした講座です。一言でWebアプリケーション開発と言っても、ベースとなるHTMLやHTTP、オブジェクト指向の概念と言語(Java,UML)を知らなくては本質を掴むことができません。

本コースは幅広い学習項目の中から、Webアプリケーションを開発する上で最低限必要なトピックを厳選し構成されていますので、本コース終了後には学習内容を核として、さらに知識を深めることができます。

内容

【第1日目】
形式:講義+演習(個人)
 

1.Webアプリケーション概要
例題のアプリケーションを動かしながらWebアプリケーションのイメージをつかみ、Webアプリケーションを構成する技術要素とWebアプリケーション特有の動作を学習します。
1)Webアプリケーションの概要
 

2.HTMLとHTTP
WebブラウザとWebアプリケーション間でのデータのやりとりを学習します。
1)HTMLとHTTP
2)HTML
3)HTTP
 

3.サーブレット
JavaでWebアプリケーションを作るための基本的な仕組みであるサーブレットについて学習します。
1)サーブレットの概要
2)HTMLとサーブレットの連携
 

【第2日目】
形式:講義+演習(個人)
 

4.サーブレット連携と処理の分割
単一のサーブレットだけでアプリケーションを構成するのは現実的ではありません。ここではサーブレットとサーブレット、サーブレットとJavaBeansを連携させてWebアプリケーションを実現する方法を学習します。
1)サーブレットの連携
2)サーブレット処理の分割
 

5.JSP
サーブレットとJSPがそれぞれ持っている特性を理解し、特性に応じた連携を行う方法を学習します。
1)サーブレットとJSPの連携
2)JSPの構成要素
 

6.セッション管理
Webアプリケーションにおけるセッション管理の必要性と、HttpSessionオブジェクトの使用法を学びます。
1)HttpSessionによるセッション管理
2)HttpSessionの無効化
 

7.JSPサーブレットを使ったWebアプリケーション設計
JSPとサーブレットを使ったWebアプリケーションの設計について理解します。