基礎から学ぶUMLとC#プログラミング

概要

オブジェクト指向プログラミングを理解するために必要となるオブジェクト指向の概念やUML・C#の基礎技術を身につける事により、C#プログラマ(入門レベル)の育成を目的としています。

日数

2日

時間

10:00 ~ 17:00

教育受講料(税込)

オープンコース:お取扱いしておりません
オンサイト:お見積りいたします。お気軽にお問合せください。
※受講料は予告なく変更・改定になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

対象者

オブジェクト指向の概念やUML・C#の基礎技術を身につけたい方

前提条件
  • ディレクトリ(フォルダ)やファイルなどの概念を理解されており、Windowsにおける基本操作(ファイルのコピーなど)ができる。
  • 何らかのプログラミングの経験があると理解が容易になります(必須ではありません) 。
到達目標
  • .NETの開発環境を構築することができる。
  • C#言語の特徴や基本文法を理解し、簡単なプログラムを作成することができる。
  • オブジェクト指向に関する基礎用語を理解することができる。
  • UMLのダイアグラム名とその役割について理解することができる。
  • オブジェクトをイメージすることができ、オブジェクトの生成・利用について理解できる。
内容

【第1日目】
形式:講義+演習(個人)


1. C#言語の概要
C#及び.NET Frameworkの特徴と.NET実行環境の構築の仕方について学びます。
1) C#言語及び.NET Frameworkの特徴、歴史、種類
2) .NET開発環境の構築について
3) 実行方法について


2. C#言語の概要
C#の文法について学びます。
2) 変数と式
・単純型、算術演算、コメント
3) 制御文
・処理の分岐、繰り返し
4) 配列(単純型)
5) メソッド(引数・戻り値)
6) プロパティ
7) キャスト(基本データ型)
8) クラスライブラリの利用
・Int32構造体、DateTime構造体、Mathクラス


3. (オプション)演習問題:成績処理
簡単なC#プログラムを作成することにより、C#の基本文法を確認することができます。
 

【第2日目】
形式:講義+演習(個人)


4. オブジェクト指向の基礎知識
オブジェクト指向の基本的な用語と考え方を学びます。
1) オブジェクトとは
・4つの特徴、オブジェクト間のメッセージ
1) オブジェクト指向の基礎概念
・クラス、インスタンス、カプセル化と情報隠蔽、オブジェクト間の関係
2) オブジェクトの観察と用語の確認


5. UMLによるオブジェクト指向概念の確認
モデリングとは何か、UMLダイアグラムの特徴と役割について学びます。またオブジェクト指向の概念をUMLのダイアグラムを使って確認し、オブジェクト指向開発で主に使用されるUMLダイアグラムの利用方法について学びます。
1) モデリングとUMLについて
・モデリングとは何か
・UMLとは何か
2) オブジェクト指向概念の確認
・オブジェクト図、クラス図、シーケンス図の利用の仕方について


6. C#によるオブジェクトの確認
オブジェクトのもととなるクラスの定義とインスタンスの生成・利用について学び、ソフトウェアでの「オブジェクト」とは何かを理解できます。
1) クラスを定義する
2) オブジェクト(インスタンス)の生成
3) インスタンスの利用


7. (オプション)演習問題:オブジェクト指向プログラミング体験
クラスの定義、インスタンスの生成と利用に関する演習を通して、「オブジェクト」を確認する事ができます。