ソフトウェア品質保証入門講座
様様な製品に組み込まれ製品全体を制御したり、ユーザーに対するサービス提供の手段として使われたりなど、分野・形態を問わず、ソフトウェアの重要性は高まる一方であり、ソフトウェアの品質に対する要求もこれにつれて厳しくなっています。リリース後のソフトウェアにトラブルが生じた時の影響の範囲や深刻さは今や見過ごすことのできないほどです。
このことはソフトウェアにおける品質保証活動の重要性が増していることを意味していますが、効果的なソフトウェア品質保証に苦労している組織や、現状に疑問を感じている組織は今でも多く見られます。
これには、
【1】ソフトウェアが目に見えないものであるため、「ソフトウェア品質」というものも捉えどころがないと感じ、具体的な品質目標に落とし込めない
【2】ソフトウェア品質保証の適切な考え方を持てていないために、よい活動を構築できない
【3】ソフトウェア品質活動を展開し品質を確保しているつもりでいるのに利害関係者から評価されていない
等の理由が考えられます。
本コースは、主としてこれからソフトウェア品質保証に取組もうという方、既に実務を担当しているがソフトウェア品質保証に関する知識を整理したい方を対象に、ソフトウェア品質保証の考え方、基本的な概念、代表的な活動を学ぶことを目的とした講座です。
1日
6時間 (10:00 ~ 17:00)
オープン講座 : 現在実施していません。
オンサイト : 550,000円
※想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。
- 品質保証を体系的に学びたいと考えている方
- 組織の品質保証活動構築を検討したい方
特になし (ソフトウェア開発経験か、テスト業務の経験があるのが望ましい)
- ソフトウェア品質保証の基本知識を説明できるようになる
- ソフトウェア品質保証に関する基本概念 (ソフトウェア品質、プロダクト品質、プロセス品質、品質要求、品質特性、V&V)
- ソフトウェア品質保証計画の考え方
形式:講義+演習(個人/グループ)
1. はじめに
- 本講座の目的と目標
- 進行の目安
2. ソフトウェア品質保証とは
- ソフトウェア品質保証とは
- ソフトウェア品質保証の範囲
- ソフトウェア品質保証活動の分類
3. ソフトウェア品質保証に関係する基本概念
- ソフトウェア品質
- プロダクト品質・プロセス品質
- 品質要求
- 品質特性
4. ソフトウェア品質保証の活動
- ソフトウェア品質保証活動の全体構成
- ソフトウェア品質保証活動の基本概念
- 品質保証計画
- 検証
- 妥当性確認
- 不具合管理
- 品質計量
- 品質分析・評価
- 原因分析・再発防止
- 監査
- 他の活動との関係
※途中に演習を挟みます
5. ソフトウェア品質保証を支える主な技術
- レビュー
- テスティング
- 静的検証(レビューを除く)
- 品質分析・評価
- 原因分析・再発防止
6. まとめ