【組込み向け】プロジェクト管理講座 基礎編

概要

プロジェクトを成功させるのには何が必要か?

固有技術も、エンジニアリングに関する技術も勿論不可欠です。ただそれだけではプロジェクトはうまくいきません。
開発は常に内外に不透明な要素を伴います。重要な/価値の高いプロジェクトほどそうです。また典型的には、供給者も含め、数多くの開発者が参加します。

そういった中、プロジェクトの道筋を定め、プロジェクトに対する様々な外乱/変動の影響を制御しながら、リソースや活動を適切に配置・制御し、プロジェクトのゴールを達成、即ち成功に導くのがプロジェクト管理です。


プロジェクト管理のやり方もこれまでとは様変わりしています。個人的なKKD(勘と経験と度胸)に依拠した進め方は一昔前のやり方です。現在、プロジェクト管理は一つのエンジニアリング分野であり、きちんとした知識に基づいた合理的な活動であることが求められます。


現在、プロジェクト管理については、多くの書籍が出版され、多くのセミナー・教育講座も利用可能になっています。ただ、プロジェクトの個別性もあって、それらの大半は、PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)やCMMI(Capability Maturity Model Integration)そのもの、あるいはそれらをベースとした一般的な”知識”を教えるにとどまっているようです。


本教育は一般的な”知識”をお教えすることは目的としていません。視点はあくまでも実践にあります。テーマも全てを網羅するのではなく、プロジェクト管理の中でも特に重要な、要件管理・計画・進捗管理(監視と制御)に絞り、各テーマ、一般的な”知識”を踏まえた上で、具体的な進め方・要点を活動ベースで解説します。弊社はこれまで多くの会社様の改善のお手伝いをさせていただいています。そのコンサルテーションの基本的なエッセンスを集めたものが本教育研修です。


本教育は既に、メーカー様を中心に多くの実施実績があります。本講座をベースに改善を図られ、大きな成果(ex. 品質向上・フロントローディング)を上げていらっしゃる会社様もあります。弊社の講座の中でも特にお薦めする講座の一つです。どうぞ、御社のエンジニアリング改善、メンバの育成にご活用ください。お役に立つはずです。

日数

1日

時間

6.5時間 (10:00 ~ 17:30)

教育受講料(税込)
  • オンサイト教育 : 440,000円

 ※想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。
 ※Zoom等によるオンライン教育実施も可能です。お気軽にご相談ください。

対象者
  • 管理的業務を行なっている or 近く行なう予定/かもしれない開発者

ex.(サブ)グループリーダ、チームリーダ

  • リーダ的開発者

ex. アーキテクト

  • プロジェクト管理者
前提条件
  • ソフトウェアの開発経験者
  • 開発プロセスに関する基本的な知識を有していること
到達目標

要件管理・計画・進捗管理の各要点を習得し、自分自身で気をつけないといけないところが明らかになる。

内容

形式:講義+演習(個人)
1. はじめに


2. 要件管理
1) 要件管理の目的
2) 企画構想からシステム要件/仕様作成までの基本的な流れ
3) 要望・要求・定義された要求・要件/仕様との関係
4) 管理すべき要件
5) 要望・要求の管理
6) 要件管理の基本
7) 演習


3. 計画
1) 計画の意義
2) 計画で取り上げられるべき項目
3) 作成する計画の種類
4) 計画作成の基本フロー
5) 計画に関する全般的な留意点
6) 演習


4. 進捗管理
1) 進捗管理の要点
2) 進捗管理を構成する活動
3) 演習