ヒューマンスキルワークショップ基礎スキル編

概要

ソフトウェア開発は「生身の人間が集まって行なう」仕事です。要件定義フェーズでは要求ヒアリングや顧客レビュー、開発着手後は進捗ミーティング、チーム内外の情報交換や依頼のやり取り、プロジェクトマネージャや顧客その他の利害関係者への報告・依頼・質疑応答、仕様や設計や不具合に関する質問・連絡、各種相談やレビュー、場合によってはメンバーのメンタルケアなど、対人コミュニケーションに溢れています。


従ってソフトウェア開発には対人コミュニケーションのスキル、いわゆるヒューマンスキルが欠かせません。しかしソフトウェアの現場では技術系の知識やスキルの習得に比べてヒューマンスキルの習得が不十分であることがまだまだ多いようです。


一口にヒューマンスキルといっても様々なものがあり、習得の難易度、現場での役立ち度合なども異なっていて、何から身につければよいのか迷ってしまいますが、豆蔵はヒューマンスキルの階層性に着目しました。高度なスキルも基本的なスキルが組み合わさってできており、また、基本的なスキルはどのような高度なスキルにも共通して現れます。


本ワークショップでは、対人コミュニケーションの中核をなす最も基本的なスキルである、傾聴のスキル、質問のスキル、伝達のスキルを取り上げ、その働きや重要性を演習を通じて体感していただきます。ワークショップ終了時には参加者各自が三つのスキルをどれだけ身につけているか実感し、スキルを向上させる意識を持つことができます。


本ワークショップはソフトウェア開発の現場でヒューマンスキルの問題に悩まれている方々のために開発されました。動機づけでは開発現場での具体例を紹介し、演習の題材(シチュエーションの設定など)にはソフトウェアプロジェクトの一場面を取り上げるなどして、現場で活きる・使えるスキルであることが体感できるように構成されています。

日数

1日

時間

7時間

教育受講料(税込)

オンサイト : 440,000円
※想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。

対象者

ソフトウェア開発に携わる人。特に以下の方

  • 若手 (新人から3年目)
  • 中堅 (チームリーダーやプロジェクトリーダー、または候補)

※演習の際、体を動かすことがあるので、当日は動きやすい格好で来場ください(ネクタイの着用、スカート、ヒールの着用はご遠慮ください)

前提条件

特になし

内容

1. オープニング(導入)
ヒューマンスキルとは何か
ヒューマンスキルはなぜ大切か


2. 傾聴のスキル
アクティビティ(1)「傾聴」を体験する
アクティビティ(2)共感を示す


3. 質問のスキル
アクティビティ(1)質問で話を引き出す その1
アクティビティ(2)質問で話を引き出す その2


4. 伝達のスキル
アクティビティ(1)聴いた話を要約して伝える その1
アクティビティ(2)聴いた話を要約して伝える その2


5. 振返り
テーマ(1)「ワークショップで感じたこと・思ったこと」
テーマ(2)「翌日から心がけること」


6. クロージング