MBSE基礎講座(システム設計編)
概要
近年、製品/システムの高機能化、多機能化が顕著になってきています。それに伴い、開発の大規模化、システムの複雑化が進み、そうしたシステムをどのように効率的に開発していくのかが大きな課題になっています。この問題を解決するための技術のひとつとして、モデルを活用したシステムズエンジニアリング、MBSE(Model Based Systems Engineering)が注目されています。
本教育ではMBSEを実践できるようになるために、製品開発/システム開発における活動をMBSEではどのように進めていくのかについて、システム設計を中心に説明していきます。システム設計における、設計課題の抽出、システム構造の記述、システムの振舞いの記述、トレードオフ分析といった活動の中でSysMLをどのように活用するのかを具体的にモデルを作成しながら学習していきます。
これからMBSEを始めようとしている方、MBSEに関する具体的な情報がなく困っている方にピッタリの教育、セミナーとなっておりますので、是非、受講してみてください。
日数
1日
時間
7時間(9:30 ~ 17:30)
教育受講料(税込)
- オープンコース教育:現在実施していません。
- オンサイト教育:550,000円
※想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。
※教育受講料は予告なく変更・改定になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※Zoom等によるオンライン教育実施も可能です。お気軽にご相談ください。
対象者
- これからMBSEやシステムズエンジニアリングを始めようとしている方
- システムズエンジニアリングに関する具体的な情報を収集している方
前提条件
- SysMLの表記法に関する基本的な知識を持っていること
- 製品開発の経験があること
到達目標
- SysMLを利用したMBSE、特にシステム設計での活動について進め方を理解し、他者に説明できる
- システム設計におけるSysMLのモデルを作成できる
内容
1. はじめに
2. システムズエンジニアリングおけるシステム設計の活動
3. システム設計の活動
1) 活動の全体像
2) システム要件の決定
3) 設計の基本手順
4) 論理アーキテクチャと物理アーキテクチャの違い
4. 活動の詳細
1) 設計課題の抽出
2) 設計課題の優先順位付け
3) 論理アーキテクチャ設計
- SysMLを使った論理アーキテクチャ(構造・振舞い)の記述
4) 物理アーキテクチャ設計
- SysMLを使った物理アーキテクチャ(構造・振舞い)の記述
- トレードオフ分析におけるSysMLの活用
5. まとめ