【組込み向け】モデリング演習講座

概要

オブジェクト指向は、分析にせよ設計にせよ、オブジェクトを使って対象を分解・構成していくところに特徴があります。この”分解・構成”に必要になってくるのがモデリングスキルであり、モデリングスキルはオブジェクト指向開発にとって最も重要な基盤的なスキルということができます。


これまでもモデリングをとりあげた教育研修は、弊社の教育コースも含め、数多くありました。ただ従来の教育研修では、モデリングはUMLや開発プロセスや分析といったものと一緒にとりあげられており、モデリングスキルを学ぶには必ずしも十分な構成ではありませんでした。


本教育はこれに対し、モデリングスキルが十分学べるよう、モデリングだけにフォーカスした構成になっています。弊社は従来より無償の学びの場として”モデリング道場”なるものを開催してまいりましたが、その教育コース版といえます。


本教育は演習形式の教育研修です。演習問題は今回新たに弊社のこれまでの教育経験・コンサルティング経験を基に精選したもので、10題の演習問題を解けば、実践に必要な各モデリングスキルが一通り習得できるようになっています。


初心者はもちろん、ある程度モデリング経験がある中級者にとっても、有意義な教育コースになっています。是非、ご一緒に楽しみながら、モデリングスキルを磨いてみませんか!

日数
  • オープンコース教育: 1日
  • オンサイト教育: 1日(総合演習を含め、2日間コースとすることも可能です)
時間

6時間 ( 10:00 ~ 17:00 )

教育受講料(税込)
  • オープンコース教育:現在実施していません。
  • オンサイト教育:440,000円

 ※想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。
 ※Zoom等によるオンライン教育実施も可能です。お気軽にご相談ください。

対象者
  • UMLモデリングのスキル向上を図りたい方
  • 組込系固有のモデリングについて知りたい方
前提条件
  • ソフトウエア開発経験のある方
  • オブジェクト指向の基本的な概念を習得している方
  • UMLの基本的な表記法を習得している方
到達目標
  • モデル要素を正確に適用したUMLのダイアグラムが描けるようになる。
  • 複数のダイアグラムを組合わせても、矛盾が生じないモデルを作れるようになる。
  • 組込系のモデリングで気をつけなければならないことを理解し、人に説明できるようになる。
講師より

UMLは表記法だけでなく、その使い方を覚えて初めて効果の出る技術です。また、モデリングスキルは多くのモデルを読み書きし、レビューを受けなければ身に付かない技術でもあります。


「そんなこと分かってるけど、そんな機会、なかなか無いんだよ」とお嘆きの方も多いことでしょう。
本教育はそうした方々にぴったりの教育研修です。


グループでわいわいとディスカッションしながらモデルが作れ、他のグループのモデルと比較もできて、レビューも受けられる。そんな一粒で三度美味しいコースとなってますので、モデリングスキルを一段上げたいという方は是非、受講してみてください。

内容

形式:講義+演習(個人)
1. はじめに
1) 本講座の目的
2) 本講座を受けての達成目標
3) 講義進行の目安


2. モデリングとは?
1) モデルとは
2) モデルの例
3) モデルの特徴
4) モデルに対する考え方
5) モデルの効果


3. オブジェクト指向とモデリング
1) オブジェクト指向開発のポイント
2) オブジェクト指向システムにおけるモデリング


4. オブジェクト指向モデリングの進め方


5. 静的構造のモデリング


6. 動的構造のモデリング


7. 相互作用の可視化
1) 相互作用とは
2) 相互作用図作成の基本手順
3) 相互作用図の注意点


8. モデリングの共通留意事項
※ 講義の中で組込みに特化した演習問題も行います。