原因分析ワークショップ

概要

ソフトウェア開発組織の多くで、品質改善の取り組みの一環として不具合の原因分析・再発防止が行われていますが、「難しい」「効果的な再発防止策を出せない」という声もよく聞きます。これにはいくつかの要因が考えられます。人間のミスを取り扱うことにまつわる難しさもあります。過去の出来事について、結果から原因を遡って考えていくのも難しい作業です。表層的な原因究明で終わらず“根本原因”をつきとめたと確信できていなければ、再発防止策にも確信は持てないでしょう。


不具合混入について、その“真の原因”を突き止め、それに対する真に効果ある対策を立案・実行することの重要性は言うまでもありません。


本ワークショップは、このように難しいとされる原因分析・再発防止について、その考え方、進め方(プロセス)、注意点を判りやすく示し、具体的な題材を使って実際に体験していただくものです。


座学を中心とした、知識の習得が主目的の講座ではありません。演習での体験を通じて、参加者自身が原因分析・再発防止におけるポイントを感じ、考え、発見していただくことが狙いです。

以下のような特徴があります。

  • 題材が、現実に起こりがちな不具合を取り上げたものであることと、ワークショップ形式の演習により、実際の原因分析に近い体験ができます
  • 体験を振返ることで、現在の業務の問題点・改善点を考えるきっかけが得られます

演習題材には御社での実例を用いることも可能です(教材のカスタマイズに伴う費用を申し受けることがあります)

ソフトウェアの品質改善に取り組んでいる人全般にお勧めのワークショップです。

日数

1日

時間

6時間 ( 10:00 ~ 17:00 )

教育受講料(税込)

オンサイト : 440,000円
※想定受講者数20名。受講者数が20名を超える場合は費用が変わります。

対象者

ソフトウェア開発で原因分析・再発防止の実務を経験したことがある方

前提条件

特になし (ソフトウェア開発、テスト、ソフトウェア品質保証のいずれかを経験しているのが望ましい)

到達目標
  • 原因分析・再発防止の考え方、進め方(プロセス)、注意点が判る。
  • 不具合発生の""真の原因""を考え、効果的な再発防止策を見つけることができるようになる。
内容

形式:講義+演習(個人/グループ)
1.はじめに
1) テーマ
2) 目標
3) 進行の目安
4) ルール
 

2.原因分析・再発防止の概要
1) よく見られる例
2) 原因分析・再発防止の流れとポイント
3) 代表的な手法(参考)
 

3.演習題材解説
 

4.原因分析(演習)
1) 個人作業
2) グループ作業
3) 発表・共有
 

5.再発防止(演習)
1) グループ作業
2) 発表・共有
 

6.振返り
1) 振返り
2) 共有