全4回『DXリスキリングセミナー』の第4回「モダンアプリケーション開発のリスキリング経験」参加リポート

目次

  • はじめに
  • 講師紹介、第4回セミナー概要
  • セミナーの流れ
    ◇全体概要
    ◇基本的なリスキリングの流れと学習教材の種類
    ◇リスキリングで演者が得られた成果
    ◇まとめ
  • Q & A
  • 感想
  • 最後に
     

はじめに

豆蔵では、お客様のデジタルトランスフォーメーション化(DX)に関する取り組みの中でも、重要な課題であるDXを推進するための人材育成支援を展開しています。

2023年6月より、ITフリーランス向け案件紹介サービスを展開する株式会社フォスターネットと豆蔵は、全4回で構成される「DXリスキリングセミナー」を開催しました。

今回は、最終回となる第4回目セミナー「モダンアプリケーション開発のリスキリング経験」について紹介します。
 

講師紹介、第4回セミナー概要

講師:海老原 透 (株式会社豆蔵 デジタル戦略支援事業部 第1グループ コンサルタント)
日時:2023年9月21日 19時~20時
会場:zoomによる開催
 

セミナーの流れ

全体概要

近年のシステム開発はニーズの変化に迅速に対応することが求められています。本セミナーでは、豆蔵の海老原より小規模の開発と見直しを繰り返し行うことで、迅速にニーズの変化に対応できる手法であるモダンアプリケーション開発の技術習得のために実際に行ったリスキリングの方法について説明しました。

基本的なリスキリングの流れと学習教材の種類

リスキリングを行う際には一般的にリスキリング計画の策定、学習、実践の順番で行うことを海老原が説明しました。ここでは、リスキリングの各段階での重要な点や海老原の体験を紹介します。

  • リスキリング計画の策定
    リスキリング実現のためにはモチベーション維持が重要であると言います。ここでは、海老原が紹介した具体的な取り組みを紹介します。まず、目標が自身の目指すキャリアパスや業務領域にあうことが重要です。さらに、海老原は短期的な目標を決めて学習の成果を実感しながらリスキリングすることでモチベーションの低下を防いだようです。実際に海老原は、2ヶ月間で静的サイトのモダンアプリケーション開発に関連するノウハウの学習に加えハンズオンを行うことを目標に、自身で学習項目を設定しリスキリングを達成しました。
  • モダンアプリケーション開発の学習
    リスキリング実現のためには必要な知識を習得する必要があります。海老原は公式サイトの活用、e-learningの活用、資格試験勉強を組み合わせて学習する方法を紹介しました。
公式サイトの活用 ・基本的な概念や方法を学べる
・最新の情報を入手可能
・無料で公式チュートリアルが利用できる
e-learningの活用 ・実践のイメージを掴みやすい
・用途に応じて整理されているため学習効率が高く、リスキリングと相性がいい
資格試験勉強 ・専門的な知識を深めることができる

さらに、海老原は今日の迅速なアプリ開発にはアジャイルという計画や開発、実装を短期間に繰り返す開発手法が多用されることを紹介しました。アジャイル開発では、「スクラム」というフレームワークが主流であり、スクラムを実践する開発チームのメンバーが信頼し合うことが重要になります。アジャイルやスクラムに対する理解を深めるために、海老原は、書籍やCSM(Certified ScrumMaster)の資格取得により学習を深めたと言います。

  • モダンアプリケーション開発の実践
    リスキリングでは学習によって習得した知識を活かし、最後に実践的な経験を積むことが重要です。海老原はリスキリングのなかで、クラウドコンピューティングサービスを使ったポータルサイトの表示、利用状況分析、自動生成機能を構築する実践を行いました。セミナーでは静的サイトジェネレーターを利用したサイト構築を紹介しました。

リスキリングで演者が得られた成果

最後にリスキリングで得られた成果を紹介しました。海老原はリスキリングをすることでモダンアプリケーション開発の実践を積むことができたと言います。さらに、Webサイトの構築案件を通じて上流から下流工程まで幅広く携わることができたそうです。案件ではユーザーからニーズを正しく汲み取ることができ短期間でWebサイトの構築とリリースができたと言います。また、業務の中でリスキリングで学んだ技術領域以外のサービスを利用する必要があった際にも、リスキリングで得た知識を活用し、スムーズに対応できたとそうです。
 

まとめ

  1. 近年のシステム開発では素早くニーズを反映するためのモダンアプリケーションが不可欠。
  2. 技術は日々進化するので、継続的に取り組める学習方法を見つけることがリスキリング成功の鍵になる。
  3. 学習スタイルは人それぞれなので、自分にあった継続的な成長を目指してほしい。
     

Q&A

Q: リスキリングでつまずいたポイントは?

A: 従来のオンプレと考え方が違う部分があるため、クラウドを使ったアプリ開発に慣れるまでに時間がかかった。一方で、リスキリングしたクラウドの知識は他の会社のクラウドコンピューティングサービスにおいてもベースは類似している点が多くあるため、一度構築経験があれば以降はスムーズに対応できた。
 

感想

リスキリングの重要性が叫ばれる今日ですが、学び始めるには高いハードルがあると感じていました。本セミナーでは豆蔵の海老原が学びのモチベーションを高めるいくつかの「コツ」を紹介していました。特に私が共感したのは、短期的な目標を立てて効果や成長を実感することでモチベーションを維持した点です。自分でもできそうと思える身近なゴールを設定して、成功・成長を繰り返しながら私も成長したいと思いました。
 

最後に

豆蔵では上流工程から下流工程まで様々な業務に携わることができます。さらに、本セミナーで紹介があった有料のオンラインコースを社員は無料で受講することができます。会社としてリスキリングを奨励しており、社外から講師を招いた講演会や社内ハッカソンなどの仲間と学習できる環境もあります。豆蔵に興味をお持ちの方は、ぜひ豆蔵のホームページをご覧ください。