プロジェクト特化型教育

概要

お客様のシステム開発プロジェクトにおけるエンジニアの課題に対して、実践的な教育を提供するための計画・準備・実施・改善を行います。

計画フェーズ

  • 計画フェーズでは、開発プロジェクトに携わるエンジニアの「技術の習得・スキル育成」を実現すべく、教育計画を立案いたします。その際に教育対象者の理解度および習得すべきスキルの定着化を徹底するための仕組み作りを検討いたします。また、プロジェクトを推進するために必要となる人材像の設計及び必要なスキル・知識の体系化を行います。

準備フェーズ

  • 準備フェーズでは、スキルアセスメントを実施することで、「現状」のスキルレベルの可視化・見える化を図ります。それにより、 「あるべき姿」と「現状」とのギャップを明確化し、このギャップを把握・分析することで、最適な育成カリキュラム及び研修コンテンツを開発いたします。豆蔵が持つ教育コンテンツと教育ノウハウを活用することで、お客様の開発環境に適した独自の教育コンテンツの構築が可能となります。

実施フェーズ

  • 実施フェーズでは、研修を担当する講師が開発プロジェクトの関係者と密に連携することで、対象プロジェクトに特化した教育を提供いたします。

改善フェーズ

  • 改善フェーズでは、研修実施後に受講者のアセスメントの実施および受講者からの意見をフィードバックすることで、教育コンテンツのブラッシュアップを行います。これにより、常に開発プロジェクトの状況に即した教育の提供が可能となります。
     

効果・メリット

システム開発プロジェクトには、そのプロジェクト特有の環境があります。ハードウェアはもちろん、ソフトウェアも含めてあらゆる環境が該当プロジェクトには固有のものとなります。そして一般的にはプロジェクトに参加する開発者は、提供されたガイドや手順書等を見ながら固有の環境を自分で学習し、いろいろな試行錯誤を重ねながらそれぞれの立場に応じた環境に慣れた後でようやく開発に専念できる、という状況にたどり着くことになります。
現実的には各プロジェクトでは、ガイド等がほとんど無く基本的には全て自己解決に任されているような場合もあるでしょうし、または逆にガイド等が多すぎて全てのガイドに目を通すだけでも数ヶ月以上経過してしまうような場合もあるでしょう。そうした場合に一番必要となるのは、該当プロジェクトに特化した内容による最適な学習環境・学習資材です。
本「プロジェクト特化型教育」では、そのような場合に対象プロジェクトに最も適切な学習資材を作成し、最も適切なスピードで開発者を開発環境に適した人材に育成することが可能です。
実際のあるプロジェクトでは、プロジェクト特有の開発プロセスやフレームワーク、開発標準等の多量のプロジェクト資料(設計ガイドだけでも広辞苑より厚いと言われたPJ)があり、独特のアーキテクチャの設計思想等を理解するだけで1ヶ月以上かかると言われていました。
そこでアーキテクチャデザインやフレームワークのエッセンスを抽出し、3日間の設計講座と2日間の実装・テスト講座を開発してプロジェクト参加者に学習頂いたところ、教育終了後の立ち上がりが極めて早くすぐに現場で活躍できるようになりました。
大規模プロジェクトの場合、各個人が自学習によりいろいろ苦労して必要な内容を習得する場合と、集合教育によって短期間で目的とするゴールに達成する場合を比較した際のコストメリットは計り知れないものとなります。
それを確実に実現するのが、この「プロジェクト特化型教育」です。
 

研修コースフロー例

研修実績

某損害保険会社 (2017~2021)

  • 内部設計講座
  • 外部設計講座
  • 結合テスト講座
  • 内部設計講座
  • コーディング講座・単体テスト講座
  • 実装力講座
  • 統合テスト講座