【事例】大手公共事業者向け全社グループウェア刷新プロジェクト支援

概要

全社で使用するグループウェア刷新プロジェクトを支援。複数チームを統括するプロジェクト管理を中心に実施。
管理ツールの活用により効率化を実現。運用設計についても、サブシステム横断的に支援している。
 

顧客の目的

非現業部門の業務効率化および非現業と現業との情報伝達迅速化を目的に開発された全社グループウェアを、ハードウェア保守期限前に刷新する。
現行課題や中長期的な課題の解決を行うことも狙いとしている。

 

支援方針

  • 導入・開発プロジェクト全工程におけるプロジェクト管理支援およプロジェクト推進
  • 各設計書の標準化、積極的な管理ツール導入によるプロジェクト管理の効率化推進
     

課題とソリューション

複数チームの統括・品質の平準化

【課題】
導入される業務パッケージごとにチームが編成され、製品ベンダー・開発言語など多種多様となる。そのため、品質確保目的とした設計書類の標準化、横串チェックなどが必要となる。

【対策・ソリューション】
各チームを横串で統括する全体チームで、設計書の標準化、課題の共有化などを推進。課題管理は Redmine を導入。環境構築から利用ルールの策定・展開までを行う。工程毎の品質管理手順を確立。特に上流設計書では日本語表記に厳しい顧客方針のもと、セルフチェックにツールを導入。内部レビューでは日本語チェックチームによるクロスチェックを行い、PLレビュー、PMレビューと4段階チェックを経て顧客レビューを行う。各レビューの品質目標を立てて品質管理を行う。

準備期間で、設計書の標準化を実施。要件定義書のフォーマットを決めた後、記載ルールや記載ガイドを作成。
 

顧客要求事項の周知・徹底

【課題】
各チームごとに顧客要求が降りてくるため、チーム間での共有・重複・差異の横串チェックが常に必要。

【対策・ソリューション】
各会議体と社内グループウェアによる情報共有を行い、Redmineによる残課題管理を徹底。

横の繋がりを重視しないと、各プロジェクトがバラバラになってしまう。各チームが個別最適に走ってしまうため、第三者的に観点で管理を行った。

 

進捗状況など的確かつ効率的な状況把握・レポート

【課題】
チームごとの進捗状況の的確な把握と報告内容のレベル感統一が必要。

【対策・ソリューション】
Microsoft ProjectによるWBSの作成および進捗管理方針を策定し周知・徹底。
管理タスクのメッシュの統一化、進捗状況把握およびアウトプットレポートの標準化を行う。
 

効果

  • 品質目標の達成
  • タスクレベルでの納期遅延排除
  • チーム間コミュニケーションの向上
     

今後の展望

  • 顧客環境における顧客テストの進捗状況および品質・課題状況をRedmine、MS-Projectで共有化
  • 本番稼働切替・稼働開始のおける課題管理をRedmineで共有化
     

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