アジャイル導入支援

概要

ビジネスのスピードに追随、さらにはビジネスを牽引するITシステムのために、アジャイル開発の手法を採用することは、ごく当たり前の取り組みになりつつあります。
しかしながら、従来の開発手法が確立している企業にアジャイル開発を導入する際には、技術のみならず文化的・組織的な障壁を乗り越える必要があります。そしてアジャイルを導入した後、組織に定着させるためには、トップダウン・ボトムアップ両方のアプローチが必要です。ボトムアップだけでは、「あるチームでスクラムによる開発を体験してみた」で終わり、逆にトップのかけ声だけでは、真の効果を得られず形だけの導入に終始します。
豆蔵では、「なぜこの組織でアジャイル手法が必要なのか」という目的を踏まえつつ、経営層・現場マネジメント・チームそれぞれに対し、コンサルティングと教育の両輪でアジャイル導入を支援いたします。
 

特長

アジャイル導入コンサルティング

「一般的な書籍やWebの情報から何となくアジャイル開発をしてみた」というだけでは、その組織にとって本当に効果的なアジャイル導入にはなりません。
豆蔵は、以下の2つの観点から、その組織にとって重要なアジャイルの思想や手法は何かをお客様と共に考え、その定着まで支援します。

アジャイル「標準」策定

純粋なアジャイル開発手法では、プロジェクトごとの自由度を重要視し、「標準化」することをよしとしません。しかし、組織に定着している従来の手法は、これまでの背景や必要性があって存在しているはずです。豆蔵では、お客様の組織文化や人員特性、主な開発対象を考慮しながらも、アジャイルの思想に沿った手法の策定を支援/実施します。

実プロジェクトのコーチング

組織のアジャイル標準を作っただけでは、それが本当に組織の中で生かせるか、開発プロジェクトで役立つかは分かりません。
標準策定を行いつつ、実際の開発プロジェクトにおけるアジャイルの実践をコーチングし、その結果を再度、アジャイル標準にフィードバックすることで、その組織における効果的なアジャイル導入に導きます。

アジャイル関連教育

アジャイル導入の一環として、アジャイルの思想とそれに基づく手法を正しく理解することは、開発プロジェクトに直接参加するメンバーのみならず、マネジメント層にも必要です。
豆蔵のアジャイル教育は、思想から実践まで/マネジメント層から開発メンバーまで多面的にカバーしています。特にアジャイル導入支援の一環として教育を行う場合は、その状況に応じたカスタマイズを柔軟に行います。

アジャイル関連教育

  • アジャイル入門
  • アジャイル開発におけるマネジメントの心得
  • ウォーターフォール開発経験者のための「スクラムの基礎と実践」
  • アジャイル開発における自律型チーム運営
  • 実践で学ぶテスト駆動開発
     

導入の進め方/支援例

第一段階

お客様と共に「なぜこの組織にとってアジャイルが必要なのか」を理解し、アジャイル導入そのものの目的・目標を決定します。
この段階からインセプションデッキなどのアジャイル手法を取り入れることで、アジャイルの考え方や手法を徐々に実感していただきます。
併せて教育を行って、アジャイルの思想・手法の基本を理解していただきます。

第二段階

実プロジェクトで、アジャイル開発を実践します。とはいえ、お客様ごとに状況は異なり、教科書通りに実践ができることはほとんどありません。
組織全体でのアジャイル導入の目標・目的を踏まえつつ、プロジェクトを実施するチームに必要な支援・助言を行います。

第三段階

実プロジェクトでの実践を踏まえ、組織のアジャイル「標準」策定を支援します。その際には、特に以下のような点に重きをおきます。

  • そもそものアジャイルの導入の目的・目標は何か
  • 組織全体で守るべき標準や規約はあるか
  • 組織の開発や人員の特徴は何か
  • 目的を達成するために障壁となる組織の仕組みや文化はあるか
     

導入事例紹介

アジャイル導入支援を導入いただいた企業様の事例をご紹介します。