MBSE(Model‐Based Systems Engineering)の必要性
- たとえば、車載システム開発の場合:
- Full EV、機能安全、先進運転支援(ADAS)、自動運転、車車間連携、車外システム連携等への強い要望
- 従来型の機能縦割り&現物摺り合わせ的な作り込みは限界 ← 車両レベルの全体的視点が必要
- 上記のような課題に対する手段として有望視されているのがMBSE
- メカ、エレキ、ソフトを含めた全体的な視点の提供/全体最適と異なる技術分野間の相互理解/調停
- モデルで表現することによる記述力の高さ、曖昧さの排除、シミュレーションによる早期検証、…
SysMLを利用したMBSE実践までの課題
- SysMLモデリングスキルの習得
- 自身のドメイン(例えば、自動車、鉄道、ロボット等)に合わせた、MBSEプロセスの策定
- 上記の課題を独学で解決していくには多くの時間が必要になります
SysMLモデリングスキルの習得
- SysMLモデリングに必要なスキル
① 表記法の理解
② ダイアグラム間の整合性の理解
③ 目的にあったモデルを作成する能力 - 独学時の課題
- ①②は数ヶ月で習得可能だが、③を身につけるのには時間が必要
- 入手可能な資料が少ない
SysMLは表記法に関する資料はあるが、モデリングに関する資料は少ない
理解を助ける事例/サンプルが少ない
- モデルの良し悪しが判断できない
MBSEのためのプロセス策定
- MBSEプロセス策定における実施事項
① リファレンス(ベースとなるプロセス)の選定
② プロセスのテーラリング(適合)
③ SysMLダイアグラムの取捨選択
④ MBD(Simulink、UML)との接続 - プロセス定義の課題
- リファレンス選定のための情報が少ない
例:ISO‐26262、Automotive SPICE、 AUTOSAR等の規格とISO‐15288、OOSEM、EAST‐ADL等の対応など - テーラリングが難しく、参考になる情報もない
テーラリングできたとしても、テーラリングに失敗していることに、プロセスを実行するまで気がつけない - SysMLの各ダイアグラムの使い方に関する情報が少ない
- 開発のそれぞれの工程でどのダイアグラムを使うのが効果的なのかがわからない
- リファレンス選定のための情報が少ない
モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)支援サービスの概要
トライアンドエラーを減らし、MBSEの立ち上げを加速するための知見、ノウハウを提供します
- 理解を助けるための解説・サンプルの提供
- モデルの良し悪しの判断、改善のための知見提供
- プロセス策定のための知見提供
必要なスキル・実施事項 | サービス | |
---|---|---|
教育/トレーニング | コンサル・常駐支援 | |
① 表記法の理解 | SysML入門 | ◯ |
② ダイアグラム間の整合性の理解 | ◯ | |
③ 目的に合わせたモデル作成 | ◯ | |
④ リファレンスの選定 | システムズエンジニアリング入門 | ◯ |
⑥ SysMLダイアグラムの取捨選択 | ◯ | |
⑤ プロセスのテーラリング | - | ◯ |
⑦ MBD(Simulink、UML)接続支援 | - | ◯ |
教育/トレーニング
- システムズエンジニアリング系
- SysML入門(1日)
- SysMLモデリング演習(1日)
- MBSE基礎講座(システム設計編)
- システムズエンジニアリング入門(1日)
- エンジニアリング系講座(抜粋)
- 開発系
エンジニアリング基礎、要求基礎、設計基礎、テスティング基礎 - 管理系
プロジェクト管理基礎、構成管理基礎
- 開発系
コンサルティング
- MBSE導入のために必要な活動の実施を支援します
- モデリングスキルの習得
- プロセスの策定・洗練
- ツール導入、構成管理等の環境構築
常駐支援
- 弊社エンジニアがプロジェクトに参加し、MBSEの実践を支援します
- 自らお手本となり、周囲へ技術を伝えることで、お客様のスキルアップを支援します
ご支援例

ステップ | 期間 | 支援内容 |
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導入教育 | 1ヶ月~3ヶ月程度 |
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パイロットプロジェクトでの試行 | 3ヶ月~1年程度 |
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実プロジェクトでの適用 | 3ヶ月~1年程度 |
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水平展開 | - |
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※試行以降の「期間」はプロジェクト規模、実施工程によって変動します
実績